キーマカレーは、主に北インドやパキスタン、バングラデッシュ西部で食べられている伝統的な家庭料理です。細かく刻んだお肉や野菜を炒めてスパイスを加え、少量の水で煮込むためスープ状ではないことが特徴です。
キーマ(Keema)とはウルドゥー語(パキスタンの公用語)で、ミンチ状の肉を意味しています。マトンやラム肉、牛肉、鶏肉などをとろ火で煮たり、焼いたり、串焼きにしたり、ケバブやサモサに入れたり、様々な食べ方があります。
今回は、モスビーンズというインドでよく使われる豆を数種類のスパイスで煮込んだ、ピリっと辛いウサル(Usal)と、甘酸っぱいさわやかな風味のタレのタリ(Tarri)を混ぜ合わせていただくミサル(Misal:混ぜる)という料理です。パウ(Pav:パンのこと)と一緒にいただくので、「ミサル・パウ」といいます。ムンバイでは人気の夕食だそうです。
いろいろな食感の好きな具材を自分の器で混ぜ合わせることができるので、飽きずに楽しめますよ。
今回はヘルシーな野菜カレーです。一緒にいただくご飯にも、"クミンシード"というスパイスを加えて炊きます。
クミンは南アジアや中東でよく使われるスパイスで、インド料理では欠かせません。インドカレーのあの独特な香りは、クミンからきていると言ってもいいでしょう。
クミンは胃腸の働きを助ける作用もあるため、漢方では胃の薬として使われているそうです。
インドカレーの基本的な作り方を学びました。どんなスパイスが入っているのか、どんな手順で作るのか、一度覚えれば意外と簡単ですよ。
エビは英語で"shrimp"(シュリンプ)ですが、これは小型のエビをさします。今回使うブラックタイガー(ウシエビ)くらいの中型のエビは、"prawn"(プローン)といいます。
ちなみに大型なエビは皆様ご存知の"lobster"(ロブスター)です。
プーリ(写真右)は、薄く伸ばした小麦粉の生地を揚げたパンのようなものです。バジ(写真左上)は、ジャガイモをつぶしてスパイスを加えたおかずです。
そしてオニオン・パコダ(写真左下)は日本で言う天ぷらのようなものです。バジやオニオン・パコダは、プーリに包んで食べるととってもよく合うんです。
インドでは朝食やお弁当の人気メニューです。
「タンドリーチキン」と言えば、鶏肉を焼いたスパイスの利いた料理として日本でもすっかり御馴染ですが、「タンドリー」というのはヒンディー語の「タンドゥール(Tandoor)」、つまり焼き釜(オーブン)のことです。
現在は電子オーブンが主流ですが、昔はシシカバブやナンなどを含む有名な焼き料理は、ほとんどこのタンドゥールで焼いていました。村や地区にみんなで使うタンドゥールがあり、夕方になると母親たちが晩御飯のおかずを焼きに行く習慣がありました。
バターチキンという料理は、インド北部のデリーやパンジャーブ地方に15~16世紀から伝わる伝統料理です。
一口サイズのチキンをトマトやバターと一緒に煮込むのが基本ですが、インド料理のレストランなどでは生クリームやナッツのパウダーでコクを出している場合が多いです。
この料理は家庭料理というよりは、どちらかというとパーティーで出されたり、レストランで外食したときに食べる場合が多いようです。
また、その際の主食はお米ではなくナンの方が多いようです。